ファッションやメイクに関心をもっていると、パーソナルカラー診断についての話題を見かける機会が増えるのではないでしょうか。
ブルべやイエベといった言葉は耳にしても、診断の流れや具体的なメリットなどを詳しく知らない方も多くいらっしゃるはずです。
知名度が高まっているとおり、パーソナルカラーを知るのは自分に似合うファッションやメイクを理解するうえで、かなり重要といえます。
この記事では、パーソナルカラー診断とはなにかを細かく解説し、受ける際に確認すべきポイントもわかるようになっています。
ぜひ、おしゃれに活かせるパーソナルカラー診断を効果的に受けるのにお役立てください。
パーソナルカラー診断とは

まずは、パーソナルカラー自体と診断の基本的な流れについて解説します。
パーソナルカラー診断がどういったものなのかを、あらためて確認してください。
そもそもパーソナルカラーとは
パーソナルカラーとは、人がもともと持っている肌や瞳、髪の色と調和のとれる色です。
調和のとれた色とそうでない色を身に着けた場合では、顔色の見え方に大きな違いがあります。
一目ではわからないような細かな違いも含め、肌や瞳などは遺伝や環境によって、それぞれ異なった色をしています。
パーソナルカラーは生まれ持った素材との相性がよく、魅力を引き出してくれる色といえるでしょう。
パーソナルカラー診断の流れ
パーソナルカラー診断では、顔色の変化を見ながら調和のとれた色を見つけます。
ドレープと呼ばれるさまざまな色の布を首元にあてていき、顔色の変化を目視で確認するのが基本的な方法です。
サロンによっても異なりますが、60分~120分程度の時間をかけて診断や結果をもとにしたアドバイスをおこないます。
本格的な診断になるほど照明などが整った環境に加え、違いに気付けるための豊富な経験と技術が必要です。
ただ、自己診断のように肌や瞳、髪の色から簡易的に判断する方法もありますので、以下で詳しく解説します。
パーソナルカラーの基本知識

ここからは、パーソナルカラーについての理解を深められるように、基本知識を解説します。
具体例も挙げてわかりやすくまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
イエベとブルベの特徴
パーソナルカラーの話題として、よく挙がるのがイエベとブルベです。
イエベはイエローベース、ブルべはブルーベースの略称で、色を大きく2つに分類したものを指しています。
診断でもまずはどちらかに分類され、その後さらに細かく自分の該当するタイプと似合う色を見つけていくのが、大まかな流れです。
イエベとブルべの方には、以下のような違いがあります。
イエベの特徴 | ブルべの特徴 | |
---|---|---|
肌 | 黄色みを帯びている | 透明感がある |
瞳の色 | ブラウンに近い | ほとんど黒 |
唇の色 | ベージュ | ピンク |
髪(地毛)の色 | ブラウン | 黒 |
手首の血管の色 | 緑に近い | 青や紫に近い |
アクセサリー | ゴールドが似合う | シルバーが似合う |
ただ、これらはあくまで傾向なので、当てはまらないケースがあるのには注意が必要です。
2分割であっても人によっては判断しにくく、正確な診断には多くの実績をもつプロの目が必要といえます。
イエベブルベの代表的なカラー
イエベとブルべには、それぞれ代表的なカラーがあります。
まずイエベは、以下の系統のカラーが代表的です。
- イエロー系
- ブラウン系
- オレンジ系
- ベージュ系
暖かさや優しい印象を受けるのが特徴で、アースカラーと呼ばれるようなナチュラルな色も多い傾向にあります。
一方、ブルべの代表色は以下のような系統です。
- ブルー系
- グレー系
- パープル系
- ラベンダー系
爽やかさや涼し気な印象を与える色が多くあります。
イエベの方はイエベの代表色が、ブルべの方はブルベの代表色が馴染みやすく、ファッションにも取り入れやすくなっています。
また、レッドやピンクは細かな色みの違いによって、どちらにも分類される場合が多く、詳しくパーソナルカラーを把握できれば的確に似合わせられるでしょう。
イエベブルベの代表的な芸能人
イエベとブルべを身近に感じられるように、それぞれに該当する芸能人を紹介します。
イエベの芸能人は、以下の方々です。
- 本田翼さん
- 佐々木希さん
- 藤田ニコルさん
- 新木優子さん
- 川口春奈さん
イエベには、かわいいや明るいといった雰囲気をもつ方が多く当てはまります。
後述しますが、イエベのなかでも分類があり、落ち着いた大人の印象を受けるイエベの方もいらっしゃいます。
反対に、ブルべに当てはまる芸能人は以下の方々です。
- 浜辺美波さん
- 新垣結衣さん
- 土屋太鳳さん
- 小松奈々さん
- 菜々緒さん
爽やかでおしゃれや上品のほか、かっこいいやクールといったイメージがあります。
イエベ同様に、ブルべも細かく分けられるので受ける印象の幅は広くなっています。
パーソナルカラー診断の種類

パーソナルカラーのもっとも大きな分類は、イエベとブルべです。
ただ本格的な診断では、より深く分析するためにもっと多くのグループに分けています。
自分に似合う色を詳しく知りたい方には、重要なポイントなので、ぜひ確認してください。
4シーズン診断
4シーズン診断は、パーソナルカラーを春夏秋冬の4つに分類するもっとも一般的な診断方法といえます。
これまで解説してきたイエベは春と秋、ブルべは夏と冬に分けられます。
例えば、イエベと判断された方が春と秋どちらなのかを知ると、さらに自分に似合う色がわかるということです。
同じイエベ、ブルベでも印象が異なるのは、シーズンの違いがあるからといえるでしょう。
12タイプ診断
12タイプ診断は、4シーズンをさらに3分割した診断方法となっています。
明度と彩度、色相からそれぞれ以下のように分けています。
- 春はライト(明るい)・ビビッド(鮮やか)・ウォーム(黄み強)
- 夏はライト(明るい)・ソフト(くすみ)・クール(青み強)
- 秋はディープ(暗い)・ソフト(くすみ)・ウォーム(黄み強)
- 冬はディープ(暗い)・ビビッド(鮮やか)・クール(青み強)
4シーズンよりも詳しく似合うカラーを見つけられるほか、異なったシーズンでも共通点を見つけて取り入れられるのがメリットです。
16タイプ診断
16タイプ診断は、4シーズンをそれぞれ4分割したものです。
株式会社ラピスによる「16タイプカラーメソッド®」が主流になっており、色相・明度・彩度・清濁を基準に、以下のように分類しています。
- 春はライト・ブライト・ビビッド・ウォーム
- 夏はライト・ブライト・ミューテッド・クール
- 秋はストロング・ディープ・ミューテッド・ウォーム
- 冬はクリア・ディープ・ビビッド・クール
細分化される診断では、より似合う色を絞れるうえ、パーソナルな提案を受けやすいのが大きなメリットです。
また、16タイプ診断では2番目に似合うシーズンカラーも見つかり、自分の似合う色の傾向がわかります。
実際にパーソナルカラーをファッションやメイクに活かしたい方には、もっともおすすめな診断といえます。

その他の診断
パーソナルカラーに関する資格や協会は複数あり、異なる診断方法も多く存在します。
120色のドレープを使う120色診断や8タイプ診断、16タイプ以上のさらに細かな分類の診断などさまざまです。
サロン独自の方法もありますので、詳しい内容やメリットは事前に確認しておきましょう。
パーソナルカラー診断を受ける方法

ここからは、実際にパーソナルカラー診断を受ける場合について解説します。
大きく分けると3つの方法があり、それぞれにメリットやデメリットがありますので、詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてください。

自己診断
パーソナルカラー診断のなかで、一番気軽にできるのが自己診断です。
以下のようなサイトでは、質問に答えるだけで簡単に診断できます。
- ファッション雑誌「ViVi」の診断
- ファッション情報アプリ「Pierrot」の診断
デメリットとして正確性に欠けるほか、4シーズンまでの診断しかない点が挙げられます。
無料でできるものも多いため、パーソナルカラーがどのようなものかを知るためのステップとして活用するのがおすすめです。
百貨店や美容室
パーソナルカラー診断は、百貨店や美容室でも受けられます。
馴染みのある場所で受けられるうえ、価格も3,000〜8,000円とリーズナブルなのが特徴です。
ただ、基本的には4シーズンまでの診断で、アドバイスが少なかったり時間も短かったりと簡易的になってしまいます。
加えて、どこまでの知識をもっているかや照明などの環境が整っているかといった正確性にも注意すべきといえます。
サロン
本格的なパーソナルカラー診断を受けられるのは、イメージコンサルタントが在籍しているようなサロンです。
価格の相場は8,000〜15,000円で、さらに高額なケースもありますが、実用的なアドバイスを得られるためファッションやメイクにすぐに反映させられます。
また、顔タイプ診断や骨格診断を受けられるサロンもあり、相性がよいと感じた場合は、かけ合わせることで大きな変化を実感できるでしょう。
正しく具体的に似合う色が知りたい方には、サロンでの診断がおすすめです。

パーソナルカラー診断を受ける5つのメリット

正しい診断を受け、似合う色を身に着ける具体的なメリットを5つ解説します。
- 小顔効果が期待できる
- 美肌効果が期待できる
- 目を美しく見せられる
- 苦手な色がわかる
- 好印象を与えられる
診断を受けようか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
小顔効果が期待できる
自分に合う色を身に着けることで、フェイスラインが引き締まって見え、小顔効果が期待できます。
自然にシェーディングをいれたように鼻筋が通って見える場合もあり、顔の立体感が増します。
美肌効果が期待できる
肌の気になるポイントをカバーできる美肌効果も、似合う色を身に着ける大きなメリットです。
肌のツヤが増して見えるため、クマやくすみなどを目立たなくしてくれます。
目を美しく見せられる
似合う色を身に着けることで白目が際立ちやすく、美しい健康的な目に見せてくれるのも魅力です。
また、目力も増して見え、活気がある印象を与えられます。
まつげも強調され、濃く見えやすいのもポイントです。
苦手な色がわかる
パーソナルカラー診断を受けると、反対に顔色がよく見えないカラーも見つかるため、避けてコーディネートができます。
16タイプのように細かな診断であれば、よりピンポイントで把握できたり、カバーする方法がわかったりするので、対策もしやすいでしょう。
好印象を与えられる
自分に似合う色を身に着けると髪や肌のツヤが増して見えるため、相手に好印象を与えられます。
清潔感や活気のある雰囲気は、ビジネスシーンでも大きなメリットです。
シンプルな恰好でも、調和がとれた色は好感度を高めやすいといえます。
パーソナルカラー診断を受ける際の注意点

サロンで本格的な診断を受ける際にも、いくつか注意すべき点があります。
事前に把握できるポイントとして挙げられるのは、以下のような点です。
- アナリストの資格や得意な系統
- 診断方法
- アフターフォローの有無と期限
アナリストの知識や技術を判断する目安として保有資格や系統、どれくらい詳しく知りたいのかなどの目的にあわせた診断方法の確認は特に重要です。
アフターフォローは、診断後に気になることがあれば質問できるので、充実しているほど安心して受けられます。
また、メンズの診断を受け付けていないサロンもあるので、必要な場合はあらかじめチェックしておきましょう。
後悔しないためにも価格や所要時間に加えて、サロンのサービスを確認するのがおすすめです。
パーソナルカラー診断についてのよくある質問

パーソナルカラー診断を受けるにあたって、よくある質問と回答をまとめています。
ぜひ参考にして、パーソナルカラーに関する疑問やサロンに行く際の不安を解消してください。
日本人に多いパーソナルカラーは?
4シーズンの分類では、サマーが多いとされています。
日本色彩学会誌に掲載された調査結果によると、男女ともに40%以上がサマーです。
サマーと同じブルーベースであるウインターをあわせると、割合は50%以上となります。
日本人は肌に黄色みを持つ方が多いため、イエローベースと自己判断する傾向にありますが、雰囲気で決めつけずに正確な診断を受けるのが重要といえます。
ただ、パーソナルカラーは診断方法によっても異なるため、見解が分かれるのも事実です。
実際に診断を受け、顔色の見え方など自分にとって納得のいく結果を参考にしましょう。
参照:日本色彩学会誌 パーソナルカラー診断における全国の「フォーシーズン」分布
パーソナルカラー診断はすっぴんで行った方がいいですか?
パーソナルカラーは、生まれ持った肌の色で診断するため、ノーメイクで受けるのがおすすめです。
また、瞳の色も確認するため、カラーコンタクトは控える必要があります。
メイクをするとしても、色のつかない日焼け止めのみにとどめておきましょう。
サロンによっては店内でメイクを落とせる場合もありますので、事前に確認しておいてください。
まとめ:パーソナルカラー診断とは好印象を与える色がわかる方法

パーソナルカラー診断は、小顔・美肌・目力アップなど好印象を与える色が見つかる魅力的な方法の一つです。
記事内でも紹介したとおり、パーソナルカラー診断には自己診断も含め、多くの種類や受け方があります。
加えて、本格的なサロンであっても保有資格やアフターフォローなどの差によっては納得しきれないケースもあります。
実績やサービス内容を比較し、事前に確認することで的確なアドバイスを受けられたり、結果を最大限に活かせたりと満足できるでしょう。
より細かく似合う色がわかる16タイプ診断を受けられるサロンのなかでも、BeautyStyleは低価格なのが魅力です。
さらに、アナリストは全員「ラピス認定16タイプパーソナルカラーアナリスト®︎」を保有しているため、正確性も高いといえます。
もしサロン選びに迷った場合は、チェックしてみてください。
ぜひ、パーソナルカラー診断を受けて、似合う色で好印象を与えられるようにしましょう。
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